Xiaomi Mi Band 5 グローバル版 安価で多機能なスマートバンド (アクティブトラッカー) は世界で最も売れているリストバンド型ウェアラブル端末
近年徐々に盛り上がりを見せているウェアラブル端末ですが、その中でも特に成長著しいのがスマートバンド (アクティブトラッカー) と呼ばれるコンパクトなデバイスです。
2015年に発売されたアップルウォッチの登場がウェアラブル端末における大きな契機となりましたが、iPhoneやMacBookなどに比べるとそこまで普及していません。
私もスマートウォッチの使用用途が今ひとつピンと来ず、スマートウォッチを購入したけれど結局使わなくなったという人も少なくありません。
そんな人がスマートバンドという存在を知り、気兼ねなくガシガシ使える手軽さに魅力を感じて購入に至りました。
私が買ったスマートバンドはXiaomi Mi Band 5 グローバル版という製品で、最近日本でも発売されるようになりましたが、今回はAliexpressで30ドルほどで売られているものを個人輸入しました。
10日ほどで無事に到着しましたが、いろいろトラブルが起きた時に面倒なのでPayPalで決済しました。
一時期アリエクではPayPal決済ができなかったようですがまた復活したようです。
Amazonではまれに偽物を掴まされる可能性もあるので注意しましょう。
開封前に確認する手段として箱の裏側にあるSKU IDの末尾がCNだと中国版でGLだとグローバル版らしいです。
リージョン違いならまだしも画面が暗かったりスクロールできないうえに、Mi Fitという専用アプリに接続できない完全なる偽物も出回っています。
グローバル版は画面表示が英語と中国語しかないのが特徴ですが、専用アプリは日本語に対応しているので特に問題なく使えます。
もちろん技適ありなのでグローバル版で十分ですが、どうしても日本語対応が必要なら国内で販売されている日本語版を選びましょう。
個人輸入のリスクや価格差を考えると意地でも個人輸入する方が得だというほどではないのでどちらでも良いと思います。
少なくとも今回私が購入したこちらの商品はSKU IDの末尾がGLでMi Fitにも認識されたので本物と判断して良いでしょう。
Xiaomi MC StoreはおそらくXiaomiの公式ストア?だと思われます。
冒頭の写真は画面が黒でピントが合いにくくすぐ画面が消えるうえに片手取りなのでいまいちですが一応手首にに付けた状態です。
バンド部分はサラサラしていてつけ心地がよく、本体も軽量なので付けているのを忘れるくらい快適です。
アップルやガーミンのような高級スマートウォッチに比べるとおもちゃのような安さですが、それを払拭するほど良くできた製品で世界で最も売れているウェアラブル端末です。
スマートウォッチがあまり普及しない理由のひとつとしてやはり値段の高さがあり、スマホの補助としての価値しか見出だせないユーザーにとっては購買意欲が湧きません。
スマートバンドが伸びている理由として無理に使いこなそうとしなくても、ただ身につけているだけでデータが蓄積されていくことです。
スマートウォッチにも同用かそれ以上の機能が備わっていますが、ワークアウトでガシガシ使いたい時に高級スマートウォッチだと傷ついたり破損するリスクを恐れて気が引けます。
また睡眠時に腕時計を付けっぱなしとリストバンドとでは後者の方が違和感なく付けられます。
アクティブトラッカーというくらいなので無理にでも運動しないといけないように感じますが、日々の心拍数やストレスだったり睡眠の質といった体調の変化を常時トラッキングする用途だけでも十分役に立ちます。
最初のころは毎日何度も専用アプリを起動してトラッキングデータを確認するかもしれませんが、きっと慣れてくるとたまに確認する程度で気にかけなくなり、忘れたころにバッテリー切れに気づいて充電する程度になるでしょう。
Apple Watchは2日ほどで充電が必要なことを考えると常にアップルウォッチというデバイスを意識して過ごすことになります。
Xiaomi Mi Band 5はコンパクトなうえに半月以上も充電の必要がないほど電池持ちが良いので、余計なことを考えずただ身につけておくだけで活躍します。
旧型のXiaomi Mi Band 4では充電する際にいちいちバンドから本体を外さないと充電できませんでしたが、磁気充電ケーブルで背面から簡単に充電できる仕組みになったため、たまに充電する時の煩わしさが解消され、スマートバンドにおけるひとつの完成形になったと言えます。
スマホの補助として考えれば能動的に使いこなさないと損ですが、アクティブトラッカーとしてはただ身につけているだけで勝手にデータが蓄積されていくので受動的なデバイスだと言えます。
Xiaomi Mi Band 5がこれだけ人気な理由としてスマホの補助も器用にこなしつつ、トラッキング精度もそれなりにあるので総合的に優れているからです。
後継機のAmazfit Band 5は経皮的動脈血酸素飽和度 (SPO2) が測れたり、Alexaを搭載するなど機能が追加されていますが、肝心の専用アプリの質が悪かったり、Alexaの日本語対応が完全に最適化されておらず上位互換とは言えません。
Xiaomiと共にスマートバンド市場を牽引するHuaweiが開発したHonor Band 6も完成度が高いようですが、私の使っているスマホがXiaomi Redmi Note 9Sなので同じメーカーで合わせました。
トラッキングデータが集約される専用アプリは製品と同じくらい重要で、どれだけ製品が優れていてもまともに計測されていなかったり、UIや表示が見にくければ使いたくなくなります。
Mi FitはさすがXiaomiが作っただけあって見やすくまとまっており、ユーザーが多いので膨大なトラッキングデータに裏打ちされた信頼性の高いデータを確認することができます。
ウェアラブル端末を試してみたいけれどいきなり本格的なスマートウォッチを買うのは抵抗がある人や、スマートウォッチに違和感のある人はスマートバンドが適しているかもしれません。
あくまでトラッキングに重きを置いて受動的に扱うことで、スマートバンドの持ち味が存分に発揮されるでしょう。
寒い日にキンキンに冷えたスマホに触れずとも布団の中で通知や時間や天気を確認できるのも地味にありがたいです。
人間誰しも睡眠を取り体調の変化が起こるので、日々の健康管理や蓄積されたデータを眺めるのが好きな人にはおすすめです。
年内に後継機のXiaomi Mi Band 6が発売される可能性が高いので、最新のスマートバンドが欲しいなら待つのも良いですが、毎年のように出るのでキリがありません。
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