花鳥風月への関心が高まり人間社会への興味を失いつつある
自然と人間社会との距離
この頃は人間社会への興味が日を追って薄れてきており、それとは逆に花鳥風月への関心が高まっています。
よく田舎に生まれ育った人が若い頃は都会の生活に憧れ上京するも、歳を重ねて再び故郷に戻って来ることがあります。
反対に都会しか知らない人は地方に故郷があることへの憧れがあったり、自然との接し方が分からずまったく興味がない人もいます。
私の場合は田舎に住んでいながら都会への興味を失ってしまった状態です。
それどころか人間社会もひっくるめて距離を置きたくなってきました。
以前から何れはこのような心境になると思っていましたが、思ったよりも早くこの段階へと足を踏み入れた感じです。
その原因のひとつとして日本社会があまりにも急速に荒んできているからだと思います。
働けば働くだけ税金を抜かれ、実質賃金は上がらず物価とのバランスが崩れている世の中で誰が幸せに暮らせるでしょうか。
自然はどのような状況になってもバランスを保とうとする力が働きます。
生態系の循環システムは決して止まることなく常にエネルギーが流動しています。
人間も本来はその循環システムに乗って生きるべきですが、多くの人がそれに逆らって生きています。
おそらく自分はそこから脱却したいという欲求が限界に達したのだと思います。
循環システムの中に身を置く
取りあえずどこか静かな場所に小屋を建て、畑で野菜や果物を栽培し、養鶏や養蜂をしながら暮らしたいというイメージが浮かんできます。
今の精神状態だと例え何億手に入ってもその生活を選んでしまうだろうと思います。
野菜や卵などは自給自足できたとしても完全に外部を遮断した生活は無理だと思うので、それなりに生活費を稼ぐ手段も必要です。
別に原始的な生活が送りたいわけではなく、ある程度現代のテクノロジーと融合したハイブリッドな暮らしが心地よいと思うのでインターネットは欠かせないでしょう。
インターネットを介して十分な収入を得ることができれば、時間とお金の悩みから開放されます。
そのような生活を実現させるためにはいくつもの問題をクリアしないといけませんが、それ以外のことに興味が無くなってしまったのでやるしかありません。
偶然にもアメリカのごたごたで既存の社会システムが存続の危機に陥る可能性もあるので、あながち絵空事では無くなってきています。
価値観が自然へ向くと評価基準がシンプルになり、人間社会の余計な損得勘定に巻き込まれずに済みます。
他人の畑を耕すことに人生の大部分を割くよりも自分の畑をしっかりと耕せる人生のほうが後悔がないはずです。
自然に身を置かなくても自分のやりたい仕事や趣味に没頭することが自分の畑を耕すことになります。
時代の大きな転換点に差し掛かっていることは皆さん何となく感じ取っていると思うので、あとは今後どう行動へ移せるかだと思います。
ディスカッション
コメント一覧
いつも楽しませていただいています。
同じような感覚をうける記事も多く
「これからの時代の道具選び 長く使えるもの・修理や補修がしやすいもの」
「徳島県上勝町で最低限の電気製品と薪を使って穏やかに暮らす男性」
「何でもすぐに手に入る生活は退屈で虚しい?テクノロジーがないと何もできない現代人」は
保存してときどき読み返させていただいています。
わたしは早めに地方へ移住し、数年前に早期リタイア。
そして近ごろ自分の時の流れを感じられるようになってきました。
地方へ移住して土(や海、水)に近い暮らしは満足感が大きいなあと思ったことです。
土遊び、水遊び、風や音、季節感感じながらの生活、
生活の糧としてではなく自分の食べる分だけの畑作、釣りなどなど。
自然を感じながら逆らわず知恵を駆使して生きていく
花鳥風月を感じながらの生活は生き物としての「ヒト」の自然なことなのかなと
近ごろますます実感します。
また、インターネットという情報の押し売り媒体とそれなりに距離をおき
自分の感覚、感情を取り戻せてから
初めて心の静けさが得られたように思います。
なにかやくたいもないことを書き込んでしまいすみません。
同じように私が読んでいるブログの一編ですが
Coroさまにも感じるところがあるかと思い下に貼らせていただきました。
ブログ スローでいこうよ「デジタルの海に溺れている」
https://blog.goo.ne.jp/portaledge/e/b34e0e023f08f2db2cc2053c2fd6b195?fm=rss
よろしければどうぞ。
コメントありがとうございます。
私より何歩も先に行動されているようで羨ましい限りです。
拙い文章ですが繰り返し読んでいただけることは励みになります。
今の世の中の異常性に気づき、距離を起きたいと考えている人が近年増えている気がします。
ブログ記事も読ませていただきます。
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