テトリスミニ 90年代に大流行したキーホルダー型携帯ゲーム機が公式ライセンス品で復活!
おそらく90年代を生きた人が一度は目にしたことのあるテトリスが遊べるキーホルダー型携帯ゲーム機。
初期はテトリン55という公式ライセンスを取得していない製品が広く出回り90年代に大流行しました。
たまごっちと同時期に発売されていたのでキーホルダー型携帯ゲーム機の最盛期と言えるでしょう。
修学旅行先やサービスエリアなどで普通に売られており、お土産の定番として人気がありました。
当時はすでにゲームボーイのような本格的な携帯ゲーム機も存在していましたが、小さく手軽な価格でテトリスを楽しめるメリットがあったのであれだけ売れたのでしょう。
今はスマホで簡単にハイクオリティなゲームを遊べる時代になったので、かつてのような人気は失われましたが独特のレトロ感とチープな雰囲気が懐かしいです。
対象年齢のわりに威力が強力でいつの間にか販売されなくなったビーダマンがビー玉からペットボトルキャップに変わりキャップ革命 ボトルマンとして復活を遂げるなど90年代のおもちゃが近年リバイバルされるようになりました。
テトリスミニは大流行のさなか公式ライセンスを取得して販売されていたテトリスJr.にそっくりですが、バッテリーがボタン電池からUSB充電式になったり、テトリスのテクニックであるTスピンに対応するなど進化しています。
スマホやタブレットなどでタッチパネル操作が主流の時代に、あえてモノクロ液晶と物理ボタンでテトリスをするのがノスタルジックな気持ちにさせます。
ガラケーのテトリスは夢中でプレイしたけどスマホではあまりハマらなかった人は、物理ボタンの操作感が心地よくて楽しめた可能性があります。
テトリスほどシンプルなゲームであればそこまで違和感なくプレイできますが、より複雑なゲームをタッチパネルで操作するとそれに合わせて簡素化されたUI (ユーザーインターフェース) になり、それが操作しにくさや面白みにかける要因となることがあります。
テトリスミニはチープさのなかにもしっかりと物理ボタンの感触を味わえたりだとか、モノクロ世界でスリリングな展開を期待できるので、ゲームとしての魅力が十分に備わっています。
テトリスはマインクラフトに抜かれるまでは"世界一売れたゲーム“として長年君臨し続けたゲームだけあって、老若男女問わず何年なっても飽きない魅力があります。
テトリスミニの製造元であるゲームテックはかつてテトリン55を販売していたメーカーで、ライセンスを受けずに価格を抑えた商品が特徴的ですが、今回ライセンス取得してまでして販売に至ったのはそれだけ思い入れの強い商品だからでしょうか。
気になるテトリスミニの価格は1,500円 (税抜) と今の時代を考えると決して安くはありません。
テトリン55やそのコピー品が数百円で手に入ったことを考えると、まったく経済成長してこなかった日本ではやはり高い印象です。
おそらくライセンス料払って充電池やUSB端子などを積むとこのくらいの価格にしないと割に合わないのかもしれませんが、ある程度の需要は見込めそうです。
衝動買してもちょこっと遊んですぐに飽きそうですが、たまに無性に遊びたくなるのがテトリスなので無駄ではないかなと思います。
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