人間のエゴで自然破壊を続けると悲劇的な結末を迎えるという風刺動画 MAN by Steve Cutts
ブラックユーモアあふれる作品
作者のSteve Cutts (スティーヴ・カッツ)さんはロンドン在住のアニメーション、イラスト、彫刻など幅広く作品を手がけるアーティストです。
この2012年に公開した『MAN』というショートフィルム作品はYoutubeで1400万回以上も再生され注目されました。
この他にも風刺的な作品をいくも制作しており、動画で世界中の人へアプローチできるのは改めてネットを利用した発信力の凄さを感じます。
ポップなアニメーションだけれど内容はリアルで残酷な人間の欲望が表現されています。
弱肉強食の世界で生きるために弱い者の命を奪うことは自然界でもごく当たり前に行われています。
しかし人間はそれだけに留まらずまわりの環境を自分たちの住みやすいように変化させることができます。
自然から身を遠ざけることで天敵がいなくなり、安全に暮らせるようになりました。
それでも飽き足らずもっと快適で暮らしやすいように人間同士集まって自然から一方的に搾取してエゴを満たそうとしました。
裸の王様
人間は裸の王様だけれど自然はその事を言葉では伝えてくれません。
毎年のように世界各地で起こる異常気象やそれによって引き起こされる自然災害は自然界から人間への無言の警告ではないでしょうか。
人間自身がその愚かさに気づき悔い改めない限り、いずれ動画と同じ結末を迎えるでしょう。
人間が自然からの警告を受け入れ自然と共に継続可能な社会へシフトするか、もしくは自然破壊を続けて自らも住めない環境にして滅亡するか。
後者はかなりの犠牲を払いますが、どちらに転んでも地球や他の生物からすれば喜ばしい事なので、あとは人間の選択にゆだねるしか無さそうです。
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