スケボー (スケートボード) をオリンピック競技にするならヘルメット着用を義務化した方がよい
スケボー (スケートボード) はオリンピック競技として東京2020オリンピックから追加され、さらに日本人選手が活躍していることから注目度が高いです。
ただひとつ気になったことはトップ選手がヘルメットを着用していないことで、オリンピック競技であるならば大人も含めてヘルメット着用を義務化した方がよいと思いました。
選手は少しでも順位を上げるため高難易度のトリックに挑戦するので、転倒することが多く頭部をぶつけると大怪我に繋がります。
打ちどころが悪ければ重い障害が残り一生スケボーに乗れなくなる可能性もあります。
種目名にもパークやストリートと銘打っているように人工的に傾斜や階段の手すりのようなものが作られており、90年代に確立されたストリート・スタイルを継承しています。
いわゆる公共物を模しているのでそこを滑ることは一般的にお行儀がよいとは言えません。
オリンピック会場はパステルカラーでポップな印象ですが、本来のスケボーはもっとダーティーな面も併せ持っています。
18歳未満はヘルメット着用が義務化されていますが、その一方で18歳以上は例えメダリストでもヘルメットを着用していません。
ストリートスケーターにとってはヘルメット着用がダサいという認識なのでしょうが、安全性やメディア露出を考慮すると逆効果だと思います。
18歳になったらヘルメットを被っていた人も外す人が増えるでしょう。なぜならトップ選手たちが被っていないから。
スノーボードも昔はヘルメットを被らない人が大半でしたが、少しずつ危険性が認知されて被る人が増えてきました。
同じ五輪競技のエクストリームスポーツだとBMXフリースタイルの選手はヘルメットを着用していますし決してダサくありません。
ノーヘルもストリートカルチャーのひとつだとは思いますが、今後オリンピック競技としてさらに飛躍するにはしっかりとヘルメットを着用してほしいです。
もしアングラ要素も含めてスケボーの魅力であるならば、オリンピック競技としてのスケボーは紛い物なのかもしれません。
商業主義化したオリンピックなのでこの際振り切って、実際の街並みを会場にしたりすればより臨場感を得られるかもしれません。
パークならまだ多少はトリックが派手ですが、ストリートはトリックが一瞬で転倒しまくるのでどうしても地味に映ります。
より遊びや文化の影響が強いので、どうスポーツとして昇華させていくのか難しいところです。
ヘルメットに関してはスノーボードのように徐々に普及していくか、今の状況が続くのかわかりませんが、世間から注目されるトップアスリートであればやはり被るべきでしょう。
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