川や池の水を煮沸せずにろ過して飲む方法 樹木は天然の浄水フィルター
狩猟やブッシュクラフトおよびサバイバルスキルに関する動画を投稿しているClay HayesというYouTubeチャンネルで、自然の中で清潔な水を得るための方法が興味深かったので紹介します。
川や池の水には様々な細菌 (バクテリア) が含まれているので、いくら喉が渇いていても生水を飲んではいけません。
煮沸や濾材が手に入りにくい環境においては、樹木のツルや生木が天然の浄水フィルターとして機能することが証明されました。
葉のついた枝にポリ袋を被せて蒸発した水を得たり、切った竹の節に溜まった水を飲むといった方法は知っていましたが、植物の道管組織を利用して直接水をろ過するアイデアはとても新鮮です。
動画の概要
ツルやヒノキの枝を使って水をろ過するという原始的な方法を紹介しています。
Clay Hayesさんは植物の道管組織を利用することで汚染された水からバクテリアを除去できると主張しています。
実験としてツルとヒノキの枝を使った2つのフィルターを設置する様子が映されています。
数時間後、ろ過された水を収集して検査のために研究所へ送りました。
研究所の結果によるとツルでろ過された水はコロニー数が1単位未満であり、事実上バクテリアが検出されていないことを示しています。
一方、未処理の水は43.6コロニー形成単位であり、バクテリアの存在を示しています。
Clay Hayesさん自らがろ過された水の味見も行っています。
ヒノキの枝でろ過された水は普通の水と味が変わらず、異味を感じないと言っています。
一方ツルでろ過された水はわずかに青臭くクロロフィルのような味がすると彼は言っています。
これはフィルターとして使用する前にツルから樹皮を剥がさなかったことが原因と考えられます。
全体としてツルやヒノキの枝を使った水ろ過は、汚染された水からバクテリアを除去する非常に低技術で効果的な方法であることを示唆しています。
しかしこの発見を確認するためにはさらに多くのテストが必要であることを認めています。
また、この方法でろ過された水はウイルスを除去できない可能性があるため、濾過に健康な植物を使用するよう警告しています。
動画から学べること
ツルやヒノキの枝を使った水ろ過は、バクテリアを除去する効果的な方法である可能性があります。
この方法でろ過された水は、ウイルスを除去できない可能性があります。
濾過に使用する植物は健康なものである必要があります。
この動画が参考になれば幸いです。
補足
この動画は水ろ過の専門家によるものではありません。
この方法を試す前に専門家のアドバイスを受けるか、自己責任のもと実践してください。
この方法でろ過された水は飲料水として安全であることを確認する必要があります。
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