オートミールは1食30グラム10円で豊富な栄養と満腹感を得られ米化でさらに食べやすくなる
日本では主食としてお米が食べられており、パンや麺類なども一日の食事の中に取り入れられることが多いです。
それ以外だとコーンフレークのようなシリアル食品で簡単に済ませる場合もありますが、2020年あたりから急激に人気が上がっているのがオートミールです。
時期的にはちょうどコロナ禍に突入したころと合致するので、そのタイミングで何かしらの変化が起きたのでしょう。
オートミールは燕麦を脱穀して調理しやすく加工したもので、それこそ欧米では大昔から食べられているごく普通の食品です。
日本ではお米が主食として定着しているのでオートミールを日常的に食べる人はそれほどいませんでした。
しかしここ最近になってオートミールが日本でも徐々に受け入れられています。
その最大の要因として考えられるのがオートミールを米化して食べることが広まったからです。
これまでのオートミールは従来のシリアル食品と同様に果物などを添えて牛乳をかけて食べたり、お湯で戻してお粥にして食べるイメージでした。
しかしオートミールをお米の代わりにして食べることでカロリーを抑えながら満腹感を得ることができます。
コロナ禍では外出する機会が減り、お米だとカロリー過多になりがちなところをオートミールに置き換えることで、食べる量を極端に減らさなくても楽にカロリーを抑えられます。
フルーツグラノーラのような朝食感の強い食品ではなく、塩味を効かせて夕食でも通用するようなレシピが数多く出回るようになりました。
お米の場合はまず水に浸して吸水させてから炊飯する時間が必要なので、実際に食べるまでにかなり時間がかかります。
オートミールはクイックオーツやインスタントオーツであれば短時間で済み、ロールドオーツでも5分程度煮るだけで食べることができます。
お米が1食約65グラムに対してオートミールはかなり膨張するため約30グラムが適量とされています。
ストックしておくにもお米より軽量で省スペースに保管できるので、現代の生活環境とマッチしています。
正直日本のみずみずしいお米に比べれば好みが分かれる味ですが、とにかく栄養価が高いので1食置き換えるだけでもかなり健康面が改善されます。
水田ではなく広大な農地で大量生産できるため玄米などよりも安く手に入りますし、栄養価に対してあまりにもコスパが良すぎると思います。
欠点としてはプリン体がそれなりに含まれているので3食置き換えるのはプリン体を取りすぎる可能性があるのと、食べ過ぎると食物繊維によっておならが止まらなくなることです。
栄養バランスを考えた食事を手軽に取りたい人や食費を抑えつつ満腹感を得られる食事を作りたいなら、1食をオートミールに置き換えてみると良い変化が起きるかもしれません。
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