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機械式フィルムカメラの価値 電磁パルス (EMP) 攻撃や太陽フレアによる電子機器の故障とデジタルデータ消失の影響を受けない

近年はアナログからデジタルへの移行が急速に進められていますが、電子機器やデジタルデータの保護についてはそこまで意識が及んでいません。

時代を記録するのに欠かせない写真に関しては、いまやカメラで撮影されたものは1割にも満たず、9割以上がスマホによって撮影されています。

もちろんスマホも電子機器であり写真をデジタルデータとして記録するので、何枚でも気軽に撮影して保存しておくことができます。

しかしひとたび電磁パルス攻撃太陽フレアが発生すれば一瞬にしてデータが消失するリスクを秘めています。

幸運にも現代社会は深刻な電磁波の影響を受けずに発展してきましたが、いざ強力な電磁波が発生すれば社会が崩壊するでしょう。

現代の技術で人為的に発生させられるうえ、太陽フレアも黒点の増減が11年周期で繰り返されており、その都度危険に晒されています。

最悪の場合には身の回りのあらゆる電子機器が機能しなくなり、大切なデジタルデータもほぼすべて破壊されます。

特に故人や亡くなったペットそして子供の成長記録などはどれだけ大金を支払っても取り戻せないので失われるショックも大きいです。

断捨離のために思い出のアルバムをスキャンして捨ててしまう人もいますが、ネガフィルムは捨てずに取っておく方が安心です。

電磁波で破壊された社会では写真うんぬん言っている状況ではなさそうですが、完全に消失して落ち込むよりもフィルムさえ手元に残っていれば少しでも生きる活力になります。

混乱する社会を記録として残すのであれば機械式フィルムカメラが最適であり、他は保護されていない限りただの置物に変わります。

Nikon NewFM2のような露出計に電池が使われている機種もありますが、電池を入れなくても撮影できネガフィルムであればシビアな露出管理は必要ありません。

電子式フィルムカメラは電池で動くので使えませんが、撮り溜めたフィルムはアナログデータとして生き残ります。

ゼンマイで動くレトロな8ミリカメラもこの苦境を乗り越えそうですが、果たしてどれだけ現役が残っているでしょうか。

ローテクなほどシンプルな構造で壊れにくく、例え壊れたとしても修理しながら半永久的に使用することができます。

もし日本本土が電磁パルス攻撃されるシナリオであれば、写真をクラウドにアップロードしておけばサーバーが海外なので消失を回避できる可能性があります。

しかし太陽フレアは地球全体が影響を受けるので、後はサーバーがどれだけ保護されているかに尽きます。

グーグルほどになると何かしら対策しているかもしれませんが、セキュリティの面で公表されてはいないので実際に起きてみないとわかりません。

個人でできる電磁波対策としてはファラデーケージと言われるアルミやスチールのケースに入れて保護する方法がありますが、商品として販売されているものは眉唾ものが多いので注意しましょう。

プレッパーのなかにはアルミホイルを二重巻きしたり、スチールの箱に入れておくなど気休め程度に電磁波対策している人もいます。

そもそも核実験による電磁パルスの影響についてはほとんど科学的なデータが無く、実際に電磁パルス攻撃が行われても対して影響なく終わる可能性もあります。

太陽や敵国の気まぐれによってわりと簡単に引き起こされる可能性があり、これといった対策が行われていない現状を踏まえたうえで、それなりのリスクがあるという判断です。

フィルムはフィルムで火事や地震など物理的な消失リスクがあるので一長一短ですが、あまりにデジタル化一辺倒になり過ぎると思わぬところで痛い目を見るかもしれません。

Faraday Cage: Garbage Can, Really?