【天鳳/アプリ】ネット麻雀で意識すると勝率が上がる方法
私はネット麻雀を始めて10年ほどになりますが、それまではドンジャラくらいしかやった経験がありません。
麻雀を覚えてからも雀荘へ行くこともないし完全にネット麻雀だけをプレイしてきました。
麻雀は頭を使うゲームで毎回手持ちの牌がランダムに配られるので、まったく同じ展開にはなりえません。
将棋や囲碁のようにランダム要素のない完全な実力を競うゲームもありますが、ランダム要素があるからこその奥深さが麻雀にはあります。
自然界を見渡してもわからない事だらけで、不確実性のある方がより自然に近い状態だと思います。
福沢諭吉が"人類はみな平等"という名言を残していますが、本当にすべて同じ条件で生まれてもきっと面白くないでしょう。
一局だけ見れば強運で初心者でもプロに勝ててしまうのが麻雀ですが、何回も対局を繰り返すことで本来の勝率に収束していきます。
将棋は戦争を模したものですが、実際の戦争において兵力がまったく同じということはなく、少なからず置かれた状況は違うはずです。
その点において毎回違う兵力で戦わなければならない麻雀の方がより現実的ではないでしょうか。
麻雀のルールを知らない人でもネット麻雀であれば複雑な点数計算などを自動で処理してくれるので気軽に始められます。
仲間を集めてダラダラと喋りながらの麻雀も楽しいですが、オンラインで同じくらいのレベルの人と対戦する方が上達は早いです。
牌譜で自分のプレイを後から分析できるのもネット麻雀ならではのメリットです。
それにネット麻雀は制限時間があるので、いかに時間内に最善の手を打つか脳みそをフル回転させて考えます。
これが脳みそを活性化させるのでボケ防止にも良いと言われています。
しばらくネット麻雀から遠ざかり久々にプレイすると頭が回らず時間切れやミスを連発するので、定期的にプレイして脳に刺激を与えた方が良いでしょう。
麻雀はどうしてもアンダーグラウンドなイメージが付きまといますが、賭け事ではない健康麻雀で十分に楽しめます。
オンライン対戦なので一人で黙々とプレイすることができ、時間制限により少ない時間でもテンポよく対局できます。
麻雀はとにかく覚えることが多くて最初のハードルが高いですが、最初のころはとにかく何度も対局して慣れるしかありません。
その中で実力が付いてくると自然に意識することですが、初心者が意識すると勝率が上がる方法をご紹介します。
目次
対局中に意識すること
河 (捨て牌)と手牌のドラ枚数
ドラ4枚+赤牌 (赤ドラ)3枚が一般的なアリアリルールで常に手牌と山のなかに眠っています。
ドラがいくつも河にあり他家に鳴きが入っているような局面では必然的に安い上がりで終わる可能性が高いです。
もしそのような局面で手牌にドラがあれば積極的に仕掛けやすい環境だと言えるでしょう。
反対に手牌にドラがなく他家の河にも捨てられていない状況で安易に攻めると、他家のなんてこと無い上がりにドラが乗り大ダメージを受ける危険があります。
麻雀の強い人は押し引きのバランスに長けている傾向にありますが、きちんと環境認識をして攻め時と守り時を弁えているからでしょう。
親 (東家)は強気に攻める
自分が親の時はなるべく親を継続させるためにとにかく最短で上がりを目指します。
序盤で点差もなくドラを複数抱えているような時には、余程のことがなければ全ツッパで子を蹴散らしましょう。
劣勢の時にいくら子で巻き返そうとしても連荘できないので、親のチャンスを失うと巻き返す条件が一気に厳しくなります。
親リーチ・複数リーチには基本ベタオリ
親の高い役に振り込んでしまうと一発でゲームが終わってしまう事が多いので、直撃を避けるために全力で親の当たり牌を避けます。
同じく複数リーチもすべて捌き切って上がるのは厳しいので、他家同士で潰し合ってもらいましょう。
ノリノリな親やダントツ最下位の親は早急に流す
親で点数を稼がれないようにドラポンなどされたら何とか上がられないよう立ち回りたいところです。
また天鳳に関してはいかに最下位を取らないかが重要なので、親の連荘を防ぐため親を流しにいきます。
四対子から七対子 (チートイツ)を狙う
4組同じ牌が被ったら残り枚数の多い牌や字牌などを残しながら七対子 (チートイツ)を目指します。
途中で刻子 (コーツ)がそろったりポンしやすそうな対子が多い場合は対々和 (トイトイホー)に変化させる時もあります。
七対子は攻守に優れた役で他家の攻めを回避しながら上がった時の気持ちよさは格別です。
手牌の悪い時は諦めて安全牌を残しつつ国士無双狙い
麻雀は人生と同じでどう頑張っても上がれない手牌の時が必ずあります。
すべての局面で上がりを目指すのではなく、時には守備に徹して大人しくすることも勝率を上げるポイントです。
断トツで最下位だが手牌もどうしようもない時に唯一狙えるのが国士無双であり、役満が決まれば一発逆転のチャンスなら積極的に狙っていきましょう。
私は染め手に見せながら国士無双を狙うのが好きなので河もそれっぽく演出します(笑)
国士無双のパーツがダブついたらそれを一枚切ったりするとさらに複雑な河になります。
常に降りることを考える
上がって点数を積み上げて勝つゲームなのに相反する思考ですが、攻めは多少運が絡んでも守備は完全に実力なので、麻雀はいかに巧みな守備をするかで実力差が出ます。
他家それぞれの安全牌か4枚とも手牌と河に確認できる絶対的な安全牌を持っていれば一発で振り込まずに済みます。
7・8・9の順子 (シュンツ)で9が安全牌なら6を引いても6切りの方が場合によっては安全と言った具合です。
断ヤオ九 (タンヤオ)は牌が中に寄っているので安全牌が出来にくいですが、喰いタンをする場合はそれなりのリスクを背負って鳴いているので仕方ありません。
2枚切れの字牌を雀頭にするような組み方は守備面においても非常に優れています。
下家が染めている時は安易に鳴かせない
ポンやカンは他家からも出来ますが、チーは上家の捨て牌に絞られるので、染めている牌を安易に捨てなければそれだけ下家の上がりを防げます。
染め手には振り込むリスクも低いので、リードしている局面では無理して攻めずに染め手を妨害して流すのもありです。
ドラ1は即リーチ
ドラが1枚でもあればカンチャン・ペンチャン待ちでも積極的にリーチを仕掛けていきます。
なんてことない役でも裏ドラが乗ってリーチドラ2になると非常に有効な攻めになります。
リーチのみは局面次第とも言えますが、リャンメン待ちなどにしないと割に合わない気がします。
待ち牌の残り枚数
どんなに綺麗な待ちでも残り枚数が少なければ期待値が低いので、意見悪そうな待ちの方が期待値が高い場合もあります。
面白いように牌が引き寄せられてくる手牌は牌効率よりも残り枚数の多い組み方をしている事があります。
両嵌 (リャンカン)のような手牌を圧迫しやすい待ちの時などに残り枚数を意識すると嵌張 (カンチャン)へ切り替えたりと臨機応変に対応できます。
まとめ
結局はなんでも無いことをいかに正確に続けられるかだと思うので、短期の浮き沈みではなく長期的に勝率が安定するような戦い方をするのが大事です。
自分の麻雀スタイルがわかってくれば自分のルールに従ってプレイするのが正解です。
麻雀はランダム要素があるので運も絡んできますが、守備を中心とした運だけでは乗り越えられない技術の壁があるので、これほど長い歴史があるのだと思います。
毎回違う手牌とドラマがあるので一度ハマると一生遊び続けるであろう魅力があります。
ランダム要素がありこれほど完成度の高いテーブルゲームは麻雀とテキサス・ホールデム (ポーカー)くらいでしょう。
今はスマホアプリもあるし手軽にネット麻雀をプレイできる環境が整っているのでぜひ遊んでください。
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