JVCケンウッド HA-FX33X-S 重低音に特化したタフなダイナミック密閉型カナルイヤホン
EP-630の後継者探し
2015年5月から使い続けてきたEP-630が2016年の大晦日に呆気なく片耳が断線してしまい、その短い生涯を終えました。
Creative (クリエイティブ) EP-630 格安でも中低音がしっかりと鳴るカナル型イヤホン
こうして記事に残しておくと記録として使い始めた正確な日時がわかるので便利ですね。
短いと言っても一年半以上は保ったので及第点を与えても良いかとは思います。
コンパクトなハウジングで着け心地も軽く、よく着けていることを忘れて机から立ち上がった時にケーブルを引っ張って外れることが多々有りましたが、これまで良く持ちこたえてくれました。
ここ何年かはずっとCreative (クリエイティブ)のイヤホンを使い続けてきましたが、ちょっと新しいイヤホンも試したくなりいろいろと調べてたどり着いたのがJVCケンウッド HA-FX33X-Sです。
まずXXシリーズというのが有名でその中でもHA-FX3Xという製品の評価が高いようです。
EP-630と同じく低音に強く性質的に近いものを感じたのでXXシリーズから選ぶことにしました。
価格的にはHA-FX1Xが1000円代で買えてEP-630と比較対象になりそうですが、上位機種のHA-FX3Xも3000円台で売られているのでどうせならということでHA-FX3Xを選びました。
しかしXXシリーズは米国から逆輸入された製品なのでやたら偽物が多いらしく、Amazonで正規品として売られている商品でも偽物をつかまされる被害が出ています。
偽物に当たらないよう注意すべきことはAmazon.co.jpがしっかりと販売と発送を行っている商品であるかを確認すること。
もしくはきちんとした家電量販店が販売している商品であれば大丈夫だと思います。
偽物は嫌だなーと思いながらさらに調べているとHA-FX33Xというイヤホンを見つけました。
どうやらHA-FX3Xの後継機のようで見た目もほとんど変わりがありません。
レビューを見た限りでは重低音はそのままかちょっと抑え気味で音質が向上しているような事が書いてありました。
パッケージも日本語になってもともと逆輸入だったのをちょっと国内も意識して改良した感じがします。
米国パッケージのHA-FX3Xと比べて偽物に当たるリスクが抑えられるというかまず考えられません。
EP-630と比較して低音だけでなくケーブルの長さが1.2mとまったく同じ長さで、さらにケーブルが太くて丈夫そうなので断線にも強そうです。
またメタルハウジングやバスポートを採用しており不要な振動を抑えて重低音の再現性を高めています。
イヤホン最大の弱点は細いケーブルがどうしても断線しやすく、なかにはリケーブル可能なイヤホンもありますが、基本的には断線した時点で使い物にならなくなります。
どんなに高価なイヤホンでも断線したら無力化するので、ケーブルが太くて丈夫だということはイヤホン生命にとって最も重要視すべきことではないでしょうか。
XXシリーズの実力
HA-FX3Xのパッケージは固いプラスチックで覆われて取り出すにも一苦労のようですが、日本向けのパッケージは普通の開けやすい箱に入っていて裏面も日本語です。
XXシリーズのXXとはXtreme Xplosivesの略だそうで"過激な爆発物"のようなニュアンスでしょうか。
XXシリーズは赤いケーブルのデザインが印象的で人気がありますが、おもにノートパソコンに挿して使うため目の前に赤色がチラつくと気になりそうで却下しました。
色のバリエーションがいくつかあって迷いますが、HA-FX33X-Sというブラックとシルバーの配色がカッコ良かったのでこれに決めました。
アルミ製のメタルハウジングが剥き出しのシルバーなので見た目も安っぽくなく存在感があります。
EP-630に劣る点はハウジングが倍くらい大きいので、着け始めはかなり違和感があり耳の穴が痛くなりましたが、何度か着けることでほどよい位置が見つかり耳が痛くなることも減りました。
EP-630があまりにもコンパクトだったのもありますが、やはり着け心地はEP-630の方が断然優れています。
ご丁寧に専用ケース付き。
HA-FX33X-SとEP-630-BKのケーブルの太さを比較すると明らかに違いがわかります。
Y字が結合してから先はさらに太くなっておりマウスケーブルと大差ありません(笑)
実際の音質については価格差があるので当たり前ですがHA-FX33Xの方がクリアでハウジングが大きい分音圧も強く感じます。
EP-630が断線しているので比較はできませんが、この価格帯でこれだけのパフォーマンスなら文句ありません。
MogwaiのChristmas Stepsという曲が大雑把に助走→爆音→余韻と緩急があるので重低音イヤホンの試聴には持って来いだと思うのですがいかがでしょう?
HA-FX33Xだとベースやドラム音がビシビシ耳元に伝わってきます。
あとはDEEP BASS EDMなどでもこのイヤホンの性能をいかんなく発揮できると思います。
最近は移動中に音楽を聴く機会も減ってしまいPCでMP3ファイルや動画再生やゲームをする程度なので、このくらいの性能で十分な気がしてきました。
取りあえず先代のEP-630が1年半ちょっとの寿命だったので、最低でも2年間は断線せずに生き残ってほしいです。
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