非常用トイレ (簡易トイレ) の備蓄は非常食より大事!一度買っておけば10年以上安心
自然災害や戦争によって社会情勢が不安定な昨今ですが、日本人の備蓄に対する意識はまだまだ低い状態です。
備蓄というと飲み水や食べ物をまず思い浮かべますが、断水した時のトイレ事情についてまであまり意識が及びません。
結論から言えば食糧不足よりも排泄物の処理に困ることの方がより深刻な問題です。
飲み水の場合には例え水道が断水しても近所の給水所から必要最低限の水は確保できるので、まったく手に入らなくなる可能性は低いです。
食べ物についても食べないからといってすぐに死に直結することはないので、最悪水だけ飲んで耐え凌ぐこともできます。
また備蓄ほどではないにせよ、ほとんど家庭には何かしら口に入れるものがあるはずなので短期的には対応できます。
しかし水洗トイレは断水ですぐに機能しなくなり、その地域の下水道に何らかのトラブルが発生すると何日もトイレが使えなくなります。
マンションの中層・上層階に住んでいる場合はさらに脆弱で、水道管から給水ポンプによって直接各戸に配水するタイプのマンションでは停電するだけでトイレが使えません。
飲み食いは多少我慢できても排泄物は生理現象で勝手に出てきてしまうため自分でコントロールできません。
水道インフラが停止すると避難所の施設や仮設トイレに人が殺到するので、衛生環境の悪化や不快な思いをすることが過去の災害から明らかになっています。
排泄物は日を追うごとに発酵して悪臭が強まるので、素早く適切に処理してやらないと生活に支障をきたします。
食料備蓄はある程度の期間分を用意するのはかなりお金がかかるので、日々の生活に余裕のなくなってきている日本人にとってはなかなか厳しいです。
もし4人家族で一週間分の保存食を備蓄しようとすると軽く数万円はかかるので、普段食べているものをローテーションさせながら備蓄する方法もあります。
それに対して非常用トイレ (簡易トイレ) はその重要度のわりに1万円前後で4人家族が一週間ほど使える量を確保できます。
非常用トイレ100回分だと4人家族で約5日が目安になり7,000円ほどで販売されています。
一週間だと140回分として1万円ほどあれば災害に見舞われてもすぐにトイレ関係で慌てずに済みます。
また保存食の保存期間が5年ほどなのに対して、非常用トイレは10年から15年が基準となっているので、一度買っておけば食品のように消費期限を意識せず置いておけるのも費用対効果に優れています。
大きさも驚くほどコンパクトで、50回分くらいなら片手でつかめる分厚い辞書くらいのサイズなので置き場所にも困りません。
感染症が身近になった社会で非常時に不衛生かつ多人数が利用するトイレを利用するのはなるべく避けたいです。
いつ何時も自分の身は自分で守るのが鉄則ですが、自分が出した排泄物の処理にも責任を持つことで結果として社会の秩序が保たれるでしょう。
水洗トイレは衛生的で使いやすいですが断水にとにかく弱いので、バイオトイレなどもっと多くのシステムが普及すれば良いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=DaoKBSDlXbw
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