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電動キックボード (電動キックスケーター) がドンキで買える時代!3万円台で公道走行OKだけど原付バイクと同じ扱い

2021年12月24日

これまで日本では電動キックボード (電動キックスケーター) をあまり見かけることはありませんでしたが、世界的な普及のあおりを受けて日本でも少しずつ導入が検討されています。

キックスクーターという表現の方が正しそうですが、登録商標などの関係からキックスケーターと呼ばれています。

電動キックボードで公道を走行するには50ccの原付バイクと同等の扱いを受けるため、それが普及への大きな障壁となっています。

まず電動キックボードなら何でも良いというわけではなく、車体が保安基準を満たしていることが条件であり、ナンバープレートやバックミラーなど原付バイクに備わっている機能を取り付けなければいけません。

運転免許証はもちろんヘルメットの着用が必須なので、自転車のように気軽にどこでも乗れる乗り物とは差があります。

これについては道路交通法がいまいち融通の利かないところで、完全に乗れないか乗るなら原付バイクと同等の扱いという両極端な法律となっています。

無免許ノーヘルで子供を乗せたママチャリが歩道を全力疾走するのが許されて、電動キックボードが許されないのは法律に落ち度があります。

逆に原付バイクより速度の出ない電動キックボードを車道で走行させると交通事故のリスクが上昇するでしょう。

近年減少傾向に合った自転車の事故も宅配サービスの普及によって、ロードバイクのような速度の出る自転車が車道で自動車と接触する事故が頻発し増加に転じています。

時速30km以上出る電動キックボードがあるのに対してママチャリは時速15kmほどなので、最高速度を15km以下に制限した電動キックボードなら歩道を走行可能にすれば普及するのではいかと思います。

自転車専用道路があまり整備されていない日本で、電動キックボードを車道で走らせるのは危険極まりない行為です。

電動キックボードは脚力を使わず活動範囲を広げられるので、交通機関が整備され人口が密集した都市部でより経済効果が期待できそうです。

自動車やバイクだとどうしても駐車場の問題があるので、広い駐車場を備えた商業施設に人が集中しやすいです。

電車やバスだけを利用すると駅やバス停から近い場所で用事を済ませるので活動範囲が狭まります。

自前もしくは現地でレンタルした電動キックボードがあれば、きっと遠くにある店にも立ち寄りたくなるはずです。

そう考えると電動アシスト自転車でも同じことができそうですが、それほどの乗り物が原付きバイクと同じ扱いにされているという事です。

最近ではドン・キホーテでも公道走行可能な電動キックボードが3万円台で販売されるようになり、徐々に電動キックボードの敷居が下がっています。

ドン・キホーテの電動キックボードに命を預けたいかは別として、これまでほとんど見かけなかった乗り物が一般化していくのはワクワク感があります。

原付バイクではなく限りなく自転車に近づけた電動キックボードがあっても良いと思うのですが、法律上の区分がない以上しかたありません。

電気自動車が普及すれば各地に充電スタンドが設置されるはずなので、自然と電動キックボードの利便性も上がり原付バイク並に利用者が増えるかもしれません。

欧米ではすでにシェアモビリティサービスが普及してきており、日本でも一部の自治体で実証実験が行われています。

自転車やバイクとは別の新たな乗り物として日本でも普及すれば、単純に移動手段が増えるので楽しみです。