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両刃カミソリは複数刃カミソリと同等以上の剃り心地で替刃も安くレトロな見た目がおしゃれ

2024年2月27日

当サイトの名前が『shave off mind』でありがなら、これまで一度も剃刀 (カミソリ) を扱ってきませんでした。

正確にはすね毛用カミソリを紹介したことはありますが、純粋に髭を剃るためのカミソリを題材にするのは今回が初です。

近年バーバースタイルの人気によって、髭剃りも昔ながらの両刃カミソリや理容室で使われているような理容カミソリが再び脚光を浴びています。

カミソリの歴史を調べると1970年頃から複数刃を採用したカミソリが登場し始め、2枚刃・3枚刃・4枚刃とより安全に使えるよう進化してきました。

しかしその代償としてメーカーごとに規格がバラバラで、替刃といっても先端を丸ごと付け替える方式になりランニングコストが上がりました。

以前あるカミソリの替刃を買いにドラッグストアへ行ったら、いつのまにかモデルチェンジした後継品が登場していて、替刃よりも後継品の本体と替刃が付いたセットの方が安くて買い換えた経験があります。

複数刃が主流となった理由としてたしかに安全性の向上もありますが、メーカーが替刃で利益を出しやすいことが関係してそうです。

本体を格安で提供すれば他社との互換性がない独自の替刃を買い続けてもらえるので、長い目で見れば大きな利益となります。

さらには例え同じメーカーの製品でもモデルによって替刃が違うので、本体を買い換えさせることも難しくありません。

それに対して両刃カミソリは基本的に規格が統一されているので、様々なメーカーの替刃から選べて価格も安いです。

両刃カミソリに慣れないうちは髭だけでなく皮膚まで切ってしまわないか不安になりますが、複数刃でも雑に剃ったり肌荒れしている時は血が出やすいので、あまり恐れなくてよいでしょう。

しっかりと髭を温めてシェービングソープやシェービングクリームで滑りを良くすれば、5枚刃カミソリと比較しても剃り心地に差はありません。

むしろ専用の替刃に依存しないので不満があれば好みの替刃を選べる自由があります。

規格は同じでもメーカーごとに品質が違うので、とにかく安さを重視したり剃り心地にこだわったりと、複数刃カミソリにはない新たな楽しみが生まれます。

忙しい朝に両刃カミソリなんかでゆっくり髭剃りする時間がないという人は週末だけ使い分けても良いですし、慣れれば両刃カミソリでもスムーズに髭剃りできるので慣れの問題だと思います。

男性だけでなく女性も脇や脚などのムダ毛処理にカミソリは欠かせない存在なので、頻繁に手入れをするならランニングコストの低い両刃カミソリを使う方が経済的です。

両刃カミソリは本体が金属製でずっしりと重く、その重さを活かして剃るようなところがあるので、本体の値段は高価なものが多いです。

それでも最近では両刃カミソリの種類が増えて比較的リーズナブルな製品も登場しているので、気軽に試せるようになってきました。

これまで事務的に流れ作業で行っていた髭剃りが、両刃カミソリによって少しでも快感に変われば幸いです。