個人ブログは時代遅れのオワコンなのか?SNS時代に失われたもの
無料ブログ
2025年4月14日にFC2 WEBとgoo blogが同日にサービス終了を発表して話題になりました。
どちらも20年以上の歴史があり無料で開設できるので、昔お世話になったという人も多いでしょう。
そもそもSNSの台頭によってブログは下降の一途をたどる存在であり、特に無料のホームページスペースやブログサービスは運営が厳しくなっています。
Googleと資本業務提携を結んだnoteも一種のブログサービスですが、よりコミュニティ意識が強くSNSに分類されるかもしれません。
当ブログは独自ドメインにWordPressをインストールして開設しているので、外的要因によるサービス終了はありませんが、無料ブログで突然閉鎖すると発表されたら焦ると思います。
こうして長年運営されてきたサービスが終了すると当時の貴重な情報が人知れず消滅してしまう恐れがあるため、価値がある情報はWayback Machineなどに保存しておく必要があります。
個人の情報発信源として無料ブログは大きな役割を担っていましたが、スマホの普及によってYouTubeやTikTokやInstagramなどテキストから動画や写真へと移行していき、テキストもXのような短文をポストするサービスが主流になりました。
短文ポストや動画のコメント欄で誰でも気軽に発言できるようになったことで、些細なことから喧嘩や炎上に発展してしまうケースを度々目にします。
短文だとどうしても詳細な部分まで正確に伝えることが難しく、勘違いされたり読み手と上手く意思疎通できずトラブルになることが多いです。
文章が読めない人でも短文であれば辛うじて読むことのできる文字数なので、それによって余計な摩擦が生じています。
炎上→すぐ忘れる→別の所で炎上→鎮火→炎上・・・これを繰り返していたら疲れるのは当たり前です。
相手への思いやり・言葉遣い・情報の整合性などが欠けている気がします。
決して他人事ではなくその時の感情の起伏によって誰にでも起こり得ることです。
個人ブログだとまず発信者がしっかりと腰を据えて文章を書き連ねるので、それで伝わらなければ発信者に問題がある可能性が高いです。
同様に動画や写真も文章を読まずに視覚と聴覚から情報が入ってくるので、とても気楽に楽しめる媒体です。
脱SNSの受け皿としての個人ブログ
私自身も紙媒体を読む機会が減り、だらだらとYouTubeを視聴してしまうことが増えているので、無意識のうちに楽な方を選んでしまっています。
TikTokまでいくとさすがに中毒性が高すぎるので距離を置いています。でもYouTubeショートはつい見てしまうのであまり意味がありません(笑)
個人ブログはまず自分が能動的に見に行かなれけば情報にありつけないので、このワンクッションが実は大切なのではないかと思います。
ブログへアクセスしてからさらに文章を読み自分の中で咀嚼すると、そこまで負の感情が湧いてこないはずです。
例え批判的なコメントが付いたとしても局所的で、SNSのように次から次へと第三者が介入してくるような拡散性はありません。
これからは混沌としたSNSから一定の距離を置くことが自分を守るために必要になってくるかもしれません。
そう考えると無料ブログはオワコンになりつつありますが、個人ブログはまだSNSから離れた人の受け皿として多少需要があるのではないかと思います。
いっそのことデジタル断捨離まで突き詰めても良いですが、そこまでストイックな人は稀です。
ブログ記事はGoogleに検索需要がなく価値がないと判断されれば検索結果に表示されないので、好き勝手に書けば良いものではありませんが、できるだけ検索需要を満たしつつ価値のある記事を書いていきたいです。
ディスカッション
コメント一覧
いろいろ参考や共感するところがあり、毎回楽しみにしてます。
【粋なおとなの花鳥風月】も早速購入しました。
これからも体調に気を付けて頑張って下さい。
コメントありがとうございます。
生きるだけで大変な時代ですが、いろいろと知恵を絞って生きていくしかありません。
「粋なおとなの花鳥風月」は記事と関連した本を探していて良さげだったので紹介しました。
これからもできる限り継続できるよう頑張ります。
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