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スーピマコットンフライスクルーネックTはユニクロ最後の良心か?

2022年9月7日

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良質な天然素材を低価格で

お盆も過ぎて暑さのピークも過ぎたのか若干過ごしやすい陽気になりましたが、秋に向けて肌触りのよいインナーを新調しました。

スーピマコットンフライスクルーネックTはユニクロの中でも特に評判の良い商品で気になってはいましたがついに買ってしまいました。

もう少し涼しくなると汗だくにならず綿が着やすく過ごしやすい季節になりますね。

SUPIMA COTTON
この商品は、厳選されたアメリカ産スーピマコットンを使用しています。繊維長が最長クラス (35mm以上)であるスーピマコットンは、世界の年間生産量の1%未満しかない非常に希少なコットンです。上質な肌ざわり、なめらかな風合い、そして、優れた耐久性。スーピマコットンの高い品質をぜひお試しください。

抗菌防臭
においの元になる雑菌の繁殖を防ぎ、汗などによるにおいの発生を防ぎます。

このような事がパッケージの裏面に記載されていました。

スーピマコットン (アメリカ南西部)といえばギザ綿 (エジプト・ギザ地方)や新疆綿 (新疆ウイグル)と並んで世界三大綿といわれる良質な綿として知られています。

ユニクロのインナーは臭いにくいという噂もありますが、この抗菌防臭加工のおかげでしょうか。

首まわりのポイント

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まず好印象なのが首もとにタグが付いていない事。私は肌が敏感なのか硬めのタグが付いていると角の部分が肌と擦れて気になるので、わざわざハサミで角を落として着たりするくらいデリケートです。

ヘインズのTシャツなどもそうですが、タグの代わりにプリントされていると着心地が非常によいのです。

そしてしっかりとステッチで仕上げられた細めのリブは洗濯にも強そうです。

比較対象とされるユニクロのパックTシャツと大きく違うのがこのリブの形状です。

リブの違いについて調べていたら参考になる記事を見つけました。

今日着るべきTシャツはアメリカ型? ヨーロッパ型? – For M (ページが削除されました)

つまりスーピマコットンTシャツはヨーロッパ型でパックTシャツはアメリカ型という風に分類できるということでしょうか。

個人的にはリブは細い方が好きなのでヨーロッパ型のインナーの方が適していると思います。

Tシャツの寿命はある意味リブ部分が伸びてダルダルになったり破けたりすることがひとつの目安になるので、リブが丈夫なTシャツが長く着られるポイントな気がします。

後は着るときに頭が引っかかる感じがしました。私の頭がデカイだけかもしれませんが、同様に首まわりが狭いという意見を見かけたので、タイト目の作りかリブがあまり伸縮しないかのどちらかでしょう。

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肌ざわりはたしかに最高です。普通の綿Tシャツと比較してみましたが、ムラが無くて均一に滑らかで繊細。

かたや新品でかたや何度も洗濯しているので比較になっているのか微妙ですが、木綿豆腐に対して絹ごし豆腐のような滑らかさを持っています。

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さすがにインナー用Tシャツなので薄くて透けます。色つきなら1枚で着ることも可能かもしれません。

スーピマコットンフライスクルーネックTが2枚で990円なのに対してスーピマコットンクルーネックTという1枚790円の商品もあり、こちらは1枚でも着られるように生地が厚めなのでしょうか?

汎用性の高いクルーネックの白い半袖シャツを選んだ時点で、1枚で着ることを想定してなかったのでこちらを選んで正解でしたが、機会があれば比較してみたいですね。

ユニクロの覇権が揺らいでいる

ここ最近はユニクロ自体に勢いが無くなってきています。他のアパレル企業が好調な中ひとり負けは寂しいです。

これまでヒートテックやエアリズムなどヒット商品を生みだしてきましたが、最近は新たな革新というよりはちょっと守りに入っているような感じがします。

ユニクロに変調、「一転して独り負け」の深層 – 東洋経済オンライン

化学繊維は素材が安価で手に入り、改良を重ねていけばまだまだ性能がアップしていく余地があります。

それに比べて天然素材の商品は世界の経済状況によって価格や品質が変動しやすく素材が命なのでリスクが高く、それを低価格で販売している凄みは今でもあります。

今後もユニクロの経営状態が悪化するようであれば、リスクの高い天然素材からコストカットされる可能性が高いです。

現在のユニクロは特別安いという感覚も薄れ、ベーシックで魅力的な商品も少なくなり、客が離れてしまったのかもしれません。

そんな中でも地味にインナーのスーピマコットンを低価格で販売するという挑戦は評価に値しますし、ユニクロ最後の良心と呼べるかもしれません。

ファッション

Posted by Coro