片手の指先だけで簡単に開閉できる!極薄なドイツの折りたたみイス
折りたたみイスの新しいアプローチ
折りたたみイスは数多くの種類がありますが、ドイツで作られたこのイスは指先でわずかに持ち上げるだけで折りたたまれる仕組みになっています。
普通の折りたたみイスだとどうしても両手で畳むか片手で持った状態で強引に足を使う必要がありますが、イスを持ち上げる動作と折りたたみが連動しているのがポイントです。
計算された切り込みにより、折りたたまれた状態だとうまく型にはまって一枚の板状になります。木製なので軽量で持ち運びも楽そう。
どのくらい耐久性があるかわかりませんが、見るかぎりだとイスとしてだけではなくちょっとした踏み台にも利用できそうな感じです。
欠点をといえば構造上仕方ないですが背もたれがないことでしょうか。背もたれのないイスなんてイスじゃないという意見もありそうですが、ちょっとした時間に腰掛けることを目的とすれば悪くないイスです。
まだ試験的に販売されているのかもしれませんが、そのうち世界中で販売してもらいたいですね。折りたたみの容易さは重要でちょっと開閉しにくかったりすると、使わなくなってしまうこともあります。
置けばイスになり持ち上げれば板になるというシンプルさがよく考えられているなと関心させられました。1つや2つでは実感しにくいですが、例えば会場などで大量にイスを用意する場面では、わずかな違いが大きな差となり現れます。
折りたたみイスは古代エジプトやローマ時代から存在していたようですが、金属製のパイプイスが定着してそこからあまり進歩しようがない分野と言えます。
パイプイスの原型と呼ばれるものが1925年にこれまたドイツで誕生して、それをコピーしたような製品が世界中で大量生産され、さからに今ではコピーをまねてさらに劣化コピーしたような製品であふれている状態です。
イスに関しては昔の製品のほうがよいデザインが多い気がします。これは90年以上前のアイデアを覆すほどの製品が生まれていないということですね。
こうして新しい発想がどんどん生まれてきて、新たに定着するレベルのイスが登場すれば面白そうですがはたして実現するでしょうか。
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