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ストリートスナップ写真は手持ちのスマホ1台あれば誰でも気軽に撮影でき日常風景がシャッターチャンスになる

スマホをひとり1台は持つ時代になり最近のスマホであれば高性能なカメラが搭載されています。

スマホの進化も過渡期を迎え安価なスマホでもそこそこの画質で撮影することができるのでカメラの需要が減りました。

ただ実際にスマホで撮影するのもの多くはポートレート写真だったり、記録的な意図で撮影された写真ばかりで特別何かを表現することは少ないです。

せっかく画質の良いカメラを持ち歩いているので、意識的に自分の感性を表現することに利用してみると日常の楽しみが増えるでしょう。

デジタルクリエイターのPierre T. Lambert氏がスマホ1台だけを持って雨上がりの街で写真撮影する動画は平凡な日常に多くのシャッターチャンスが潜んでいることを教えてくれます。

最近ではPOV (Point Of View) という一人称視点で撮影するスタイルが急速に広まり、まるで自分自身が街中で撮影しているような気分になります。

Unexpected PHONE Street Photography POV

いつもとは違った視点から街を観察すると日常風景がドラマチックに感じてくるはずです。

日本でストリートスナップといえば、おしゃれな服装や着こなしの若者を撮影する意味がありますが、その多くは事前に声掛けしてカメラ目線で撮っているのでポートレートに近いです。

けれども被写体が必ずしも人物だけに限らなくても良く、カメラを意識していない自然な姿を撮影することが本来のストリートスナップの意義だと思います。

2020年に富士フイルムがFUJIFILM X100Vというコンデジの発売に先駆けて、ストリートスナップを題材としたプロモーション動画を公開して炎上しました。

動画はすぐに非公開となりましたが、一般人の道を塞いで強引に撮影するなどかなり迷惑な行動をしていたようです。

有名な写真家の作品であっても肖像権を無視したような写真が数多くありますが、さすがに被写体に無配慮な撮影は嫌われて当然でしょう。

今の時代の日本においては被写体の人物が特定できないような角度や距離から撮影したり、人物をそもそも含まない写真を撮るべきです。

人物はあくまで日常風景を構成する一要素に過ぎないので、例え人物がいなくても魅力的な写真はいくらでも撮れます。

鉄ヲタ界隈もそうですが一部で自分を客観視できない者が現場を荒らすことがあるので、写欲を制してマナーを守って撮影することを心掛けましょう。

朝夕や雨上がりや雪の日など日常の中でも変化のある時間に撮影するとより多くのシャッターチャンスに恵まれるでしょう。

光と影を意識しながらガラスや水面の反射も利用すると日常の中でも幻想的な雰囲気が出てひとつの作品として成立します。

写真を始めてすぐは映えスポットや絶景を撮影しに遠出することが多いですが、ある程度経験を積んでいくと写真を撮るよりも撮らされているような感覚になり冷めてしまうことがあります。

ストリートスナップであれば高価で重たいカメラを持ち歩かなくてもスマホやコンデジでさくっと撮影するスタイルなので敷居が低いです。

写真撮影が趣味だけど時間がないという人でも会社や学校を行き帰りするちょっとした移動時間に撮影できるので日々の楽しみが増えます。

その日その日で天気や被写体の様子が変わり、自分だけにしか撮れない視点で撮影できるので飽きることなく続けられます。

ただの記録媒体としてだけでなく、自分を表現する方法のひとつとして写真撮影という手段を持っておくと人生がより豊かなものになるでしょう。

スマホで撮影された写真はもちろん現像スキルの高さもありますが、どれも美しく魅力的に仕上がっておりカメラ撮影と比較しても決して見劣りしません。

さっと取り出して撮影するからこそ捉えられる瞬間があるはずなので、大切なのは機材ではなく人それぞれの視点と行動力です。

SNSの影響で膨大な数の写真が共有されていますが、魅力的なストリートスナップはそれほど多くないので、現代を生きるひとりでも多くの人たちが今しか撮れないリアルな写真を残してほしいです。

その他

Posted by Coro