何でもすぐに手に入る生活は退屈で虚しい?テクノロジーがないと何もできない現代人
我々は物心ついた時から物に囲まれて暮らしており、欲しいものがあればお金を払って買うのが当たり前になっています。
手元に十分なお金がなく貧乏な生活をしていると、まるで何も手に入らなくなったような気持ちにさせられます。
しかし歴史上お金という概念がない時代の方が遥かに長く、その頃は自然から自分たちの生活に必要なものを調達して暮らしていました。
一昔前まではお金が存在していても手作りする機会がそれなりにあり、今のようにお金一辺倒ではなかったと思います。
ド田舎でも無い限りは近所のスーパーやコンビニへ行けば大抵の物が手に入り、ネット通販なども利用すれば自宅から出ずにあらゆるものが手に入ります。
世の中が便利になりすぎたことで弊害もあり、自分の手で何かを作り出したり調達する喜びというものが失われてしまいました。
現代人がキャンプなどに惹かれるのはテクノロジーの進歩によって不足しがちな人間本来の欲求を補うためではないかと推測します。
巨大に膨れ上がった貨幣経済を回すために、お金がすべてという拝金主義を祭り上げて意図的に人々をコントロールしているように見えます。
原始的な生活は不便で古臭いものだという印象を無意識に刷り込まれていますが、実際は何でもすぐに手に入る生活こそが退屈で虚しい感情にさせ、人間を後退させている原因かもしれません。
老後は田舎暮らしに憧れる人が多いですが、都会的な生活を捨てきれない人は途中でギブアップしてしまうので、不便であることの豊かさを知っている人だけが田舎暮らしに適応できるでしょう。
これからさらに少子高齢化が進めば都市部以外は不便な土地が増えるので、自分で工夫しながら生活することが今よりスタンダードになるはずです。
交通に関してはテクノロジーの進歩によって無人バスが巡回して公共交通機関を支える可能性がありますが、ガソリンスタンドが減りガソリン車の維持が難しくなれば、いよいよ徒歩や自転車での移動が余儀なくされます。
ただ自分の脚力を使っての移動が不幸かというと、かえって健康増進に繋がると思います。
ガソリン車の代わりに電気自動車が普及したとしてもEV充電スタンドが田舎で新たに設置されることは少なそうです。
全国満遍なくインフラ整備されてきた時代に比べると不便に感じますが、それによって失われた感覚を取り戻す人も出てくるでしょう。
都会の虚しさから開放されるには不便な環境に身を置くことが最善の方法です。
そこにはお金では手に入らないものが豊富にあり、自分の手を動かせば自由に暮らしを変化させていけるので決して退屈しません。
南海トラフ巨大地震のような差し迫った重大イベント後に社会構造が大きく変化するので、来るべき時に備えて意識をアップデートしておきましょう。
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