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野菜やハーブの寄せ植えをすれば狭いベランダでも数多くの種類を綺麗に栽培できる

2023年3月27日


via green gloves

家庭菜園に興味があるけど多くの人は大きな畑を持っていません。

プランター栽培であれば省スペースでも野菜やハーブを育てることができますが、狭いベランダしかなければスペースが限られてきます。

そのような場所でも最大限に活用できるのが野菜やハーブの寄せ植えです。

ベランダ栽培といってもその多くは一種類につきひとつのプランターに単植する場合がほとんどで、種類が増えるほどプランターの数も増えてしまいます。

寄植えと季節に応じたローテーション栽培を組み合わせることで、ひとつのプランターでも数種類を同時に栽培することができます。

また単純にスペースを分け合うだけでなくコンパニオンプランツという相乗効果を見込める野菜やハーブを混植することで、病気や虫に強くなったり、収穫量が増えるので一石二鳥の効果があります。

イラストレーター&ガーデニングクリエイターであるたなかやすこさんはごくごく一般的な広さのベランダにも関わらず50種類以上の植物を栽培しており、季節ごとに旬のものを収穫して食べることに成功しています。

様々な種類の植物が密になって育つプランターは単植よりも自然な雰囲気で、家庭菜園の概念すら変えてしまうほど見た目も綺麗です。

夏野菜を育てた後のプランターは通常であれば撤収したり閑散としてしまいますが、彼女のプランターではそのまま冬野菜の苗を植え付けたり種まきをして循環型の栽培を行います。

ベランダ栽培では特に古い土の処分に困ってしまいがちですが、土を捨てることなく再利用することで土まで育てる意識が芽生えます。

たなかやすこさんのベランダ栽培は無農薬なのでミミズまで飼育しており、野菜くずを与えて栄養豊富な有機肥料であるミミズの糞を利用しています。

都会のベランダでもこのように小さな緑地が増えれば、受粉に必要な虫たちが増えてベランダ間を行き来して受粉しやすい環境になりますし、虫を食べるために鳥など他の動物も集まってくるでしょう。

一度に均一な野菜を大量生産する農家とは違い、量は少ないけれどいつも何かしら収穫した野菜が食卓に上る生活というのはとても豊かに感じます。

日本はある程度ほっといても定期的に雨が降り十分な日差しもあり、植物が生育しやすい環境なので例え狭いベランダであっても野菜やハーブの強靭な生命力により、時には消費が追いつかないほどの実りを我々にもたらしてくれます。

野菜やハーブはスーパーで簡単に手に入りますが、それに慣れすぎてしまうといざ手に入らなくなった時にパニックを起こします。

ただ消費するだけでなく育てる力を身につければ、いつでも新鮮な野菜やハーブを食べられますし、外的要因に左右されにくい暮らし方ができます。

もし殺風景だったベランダを季節を感じられる緑地に変えることに興味があるなら、今すぐ野菜やハーブの寄せ植えを始めましょう。

家庭菜園

Posted by Coro