ツナ缶ランプと空き缶で炊飯する方法 非常時でもクッカーやバーナー不要でどこでも炊きたてご飯が食べられる
非常時には電気やガスが停止し、温かい食事を用意することが難しくなります。
温かい食事は体だけでなく心の安定にも重要な要素であり、例え非常時であってもできる限り優先すべきことです。
もし防災リュックなどにツナ缶やアルミ缶飲料を入れておけば、いざという時にクッカーやバーナーとして使えることを知っておくとサバイバルのレベルが一段階アップします。
ツナ缶に穴を開けて芯を刺して着火させることで、ツナ缶ランプを作ることができ非常時の灯りとして役に立ちます。
この方法は警視庁のお墨付きなので興味のある方は試してみてください。
【身近なモノ活用術】ツナ缶の油を利用したランプです。缶に穴を開け、芯を差し込みます。芯には綿のひも等が良いそうですが、コーヒーのフィルタをこよりにして作ってみました。2時間位もちます。もちろん中身も食べました(油が減ってヘルシーかも) pic.twitter.com/cqqeOFN7f0
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) November 28, 2013
ツナ缶ランプの炎は灯りだけでなく熱源にもなるので、上にクッカーを置けば食材を調理することもできます。
せっかくの熱エネルギーなので湯を沸かしたり炊飯することで無駄なく使い切りましょう。
アルミ缶は薄くて加工しやすく熱伝導率も良いので、ちょっと加工するだけで炊飯用のクッカーに変身します。
缶の上部を切って吸気用の窓を開けると五徳になり、その上に残ったアルミ缶を乗せるだけでクッカーの完成です。
ツナ缶ランプと五徳とクッカーが丁度よい感じにフィットするので、あとは水とお米を入れるだけで炊飯が可能です。
厳密には蓋がないのでアルミホイルが必要だったり、加工するための穴開け器やハサミを用意しなければいけませんが、食材を容器をそのまま利用するので、ある意味究極の調理器具ではないかと思います。
空き缶が2個あればひとつをバーナーと蓋として使えるので、アルミホイルを持っていかなくても何とかなります。
非常時でなくてもビール缶とツナ缶を持っていきビールで一杯やりながら、飲み終わった空き缶でクッカーをこしらえてツナご飯で腹を満たすという遊び方ができます。
アルミ缶の内部は樹脂コーティングされているので害がないか心配ですが、すでに製造の段階で加熱処理されているので問題ないでしょう。
仮に多少有害だったとしてもあくまで非常用なので数回食べたからといってどうこうなるものではありません。
ツナ缶もノンオイルだと火が点きませんし、低カロリーなので非常食としても油漬けの方が適しています。
炊飯器やその手間すら省いたパックごはんが普及している時代ですが、このようなサバイバル術を身につけると炊飯のハードルがグンと下がります。
ツナ缶は非常食としてだけではなく、照明や熱源としての役目まで果たせるので、備蓄品としてはかなり優れていることがわかります。
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