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コンビニのレジ袋有料化でマイバッグ持参が必須になるのか?

いよいよ2020年7月1日からコンビニエンスストアでレジ袋が有料化されます。

スーパーやドラッグストアでは4月から前倒しで有料化を始めていましたが、より利用頻度が高そうなコンビニも足並みをそろえることになります。

スーパーへ買い物に行く時は移動も車で前もって買うものが決まっていたりするので、マイバッグを持参するのにそれほど抵抗感はありません。

しかしコンビニはちょっと喉が渇いたり、小腹がすいた時にふらっと立ち寄れる場所なので、レジ袋の必要性は自然と高まります。

有料レジ袋にお金を払って今まで通りコンビニを利用しても良いですが、すぐゴミとなるものに毎回お金を払うのは少し損です。

そもそもプラスチックごみの削減が目的なので、社会的にも非協力的な行為だと言えます。

果たしてコンビニのレジ袋有料化は意味があるのでしょうか?

コンビニのレジ袋は環境負荷が低い

今回政府が規制しようとしているのは環境負荷の高いレジ袋であり、バイオマス素材25%以上のレジ袋は対象外です。

コンビニのレジ袋はバイオマス素材30%配合でその基準を満たしており、本来は何も制限を受けずにこれまで通り使用できます。

それでもレジ袋の使用量を減らすために有料化へ踏み切ったようです。

もし生分解性プラスチックやバイオマス素材の割合を高めたレジ袋が普及すれば、消費者にはそれほど影響を与えず買い物できるはずです。

今でも試験的に紙袋を導入したりと各社が工夫しながらこの変化に対応しようとしています。

マイバッグの衛生問題

レジ袋なら毎回新しい袋を使い捨てますが、各自がマイバッグを持参すると衛生面が気になってきます。

マイバッグへ買ったものを買った人が入れるなら良いですが、コンビニ店員が他人のマイバッグに触れるのはあまり良い気分はしません。

アメリカでは新型コロナウイルスの影響で今まで良いとされていたエコバッグの使用を禁止する州も現れました。

これまで当たり前のように推奨されていたものが、感染症によって評価が逆転したのだから皮肉なものです。

ただしこれはクレジットカード決済が普及したアメリカの話で、現金払いで間接接触しまくりな日本で意味があるのかは不明です。

商品にも過剰な包装がされており、あまり潔癖になりすぎても疲れるので、衛生にもメリハリが大事だと思います。

レジ前での混雑

コンビニにはスーパーのようにレジを通過した後で買った物を詰め込むスペースがないので、レジで会計しながらマイバッグへ詰め込むことになります。

朝や昼休みなど店内が混雑する時間帯にこの作業が発生するとレジ前にいる時間が伸びる気がします。

また今まで温かい物と冷たい物を別々の袋に小分けにしていたのが、有料レジ袋を2枚買わなければ同様のサービスを受けられないので不便になります。

レジ前に配置された購買意欲を刺激するおでんや唐揚げも、匂いや汁漏れが気になって売上げが落ちるかもしれません。

やはりAmazon Goのように極力自動化してレジを介さず会計を済ませるシステムがコンビニの理想像だと思います。

コンビニ店員へしわ寄せがいく

切り替え直後はレジ袋有料化の認知度が低くコンビニ店員は対応に困ると思います。

有料レジ袋に納得がいかない客からの罵声を浴びながら、不衛生な他人のマイバッグにも触れなければなりません。

些細なトラブルの連続によるストレスの蓄積がコンビニ店員の精神と肉体を蝕んでいきます。

やはりいち早く無人化すべきはスーパーやコンビニのレジでしょう労働力と賃金が釣り合いません。

私たちは便利に慣れすぎている

私はこうしてコンビニのレジ袋有料化について記事を書いていますが、私自身は最近あまりコンビニを利用しておらず、年に数回しか立ち寄らない場所の変化による生活への影響をほとんど受けません。

昔は毎日のようにコンビニで買い物をしてきっと何百枚ものレジ袋をゴミとして処分したでしょう。

それをちょっとした心掛けで無くせばたしかに環境負荷をいくらか減らせると思います。

私たちの身近には当たり前のようにコンビニが有り、その利便性にどっぷり使った状態で長年過ごしてきたので、それが失われることに大きなストレスを感じます。

何でもやり始めは叩かれるので、消費者も戸惑いを感じつつも順応していくしかありません。

convenience (コンビニエンス) = 好都合・便利という意味からはかけ離れていきますが、日本にコンビニができた当初は消費者もそこまで多くを望んではいなかったはずです。

利便性を突き詰めるとあれこれ欲しくなり、今のようなぶくぶくと肥大したコンビニが出来上がります。

コンビニが抱える問題が日に日に増して、24時間営業の必要性だったり過剰なサービスやブラック労働だったりと話題に事欠かない業界ですが、今回の件でより一層コンビニの在り方が問われてくると思います。

マイバッグは安さと耐久性で選ぶ

コンビニはよく利用するけどコンビニの有料レジ袋には一銭も払いたくない!という消費者は必然的にマイバッグを持ち歩くことになります。

マイバッグやエコバッグと称して販売されている商品は全体的に女性向けで可愛らしいデザインが多いです。

買い物をよくする主婦層や若い女性をターゲットにしているので当然ですが、コンビニまで影響が及ぶと老若男女問わずマイバッグを持ち歩く人が増えるでしょう。

ただでさえ税金をがっぽり引かれる世の中でレジ袋1枚3円の価値を軽視してはいけません。

性別関係なく使いやすいのはシンプルなデザインでしっかりと耐久性を持ったマイバッグです。

オシャレなデザインを選んでも良いですが、コンビニが改良版のレジ袋へ切り替えた場合に出番が減ってしまう恐れがあります。

生地が弱くてすぐ駄目になりマイバッグ自体がゴミになったら元も子もないので、何度も洗ったり繰り返し使ってもへこたれないマイバッグを選びましょう。

価格が安ければ安いほどすぐに元を取れるので、ゴミ問題を無視して考えてもお財布に優しいです。

おすすめのマイバッグ

エコバッグはスーパーへの買い出しにはちょうどよい大きさですが、コンビニだと少し持て余すサイズ感が多いです。

シンプルでほどよい大きさでないとマイバッグが邪魔になるので使いたくなくなります。

無印良品 ジュートマイバッグB5 生成 190円

ジュートは麻の一種で栽培から加工までの時間が短く環境負荷の少ない素材です。

天然素材なので分解されやすく昔から人々の生活を支えてきました。

この作りで190円なので品切れするほど人気商品なのも納得です。

持ち手の部分が太く丈夫に作られている分だけ、少しかさばりそうですが飽きのこないデザインです。

IKEA BRATTBY (ブラットビー) 59円

イケアが30年以上も作り続けているアイコン的なバッグで、耐久性に関しては申し分有りません。

もろにブルーシートのような生地で好き嫌いが別れますが、鮮やかな黄色と青の配色が企業カラーとスウェーデン国旗を連想させ良いデザインだと思います。

IKEAの実用的なサイズのバッグとしては一番小さいのがこのブラットビーであり、薄くて丈夫な生地なので折り畳んでコンパクトに収納できます。

これよりワンサイズ上のFRAKTA (フラクタ) は一気に大きくなるので、コンビニ用として持ち歩くのには少し大きいです。

イケアへ行く予定があればついで買いで安く入手できますが、交通費の方が高く付くならメ○カリなどに出品されている商品を買ったほうが安上がりかもしれません。