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3M 防塵マスク 火山灰や新型インフルエンザから身を守る

2020年8月20日


Photo by Nolan Williamson

近年日本の火山活動が活発化しており、全国に活火山があるのでいつどこで噴火しても不思議ではありません。

2011年に新燃岳が噴火してその後東日本大震災が起き、2014年に御嶽山、2015年に口永良部島、そして海底火山による西之島の誕生や桜島の平常運転など毎年のように火山噴火に見舞われています。

幸い首都圏に直接影響を与えるような噴火は起きていませんが、富士山が噴火したらもれなく火山灰が降り注ぐので1cmでも積もれば都市機能が麻痺するでしょう。

江戸時代の宝永大噴火では江戸でも5cmほど積もったそうなので尋常じゃない被害が出ます。

桜島周辺では日常的に火山灰が降る環境で暮らしているので心配しすぎな気もしますが、気象庁の資料によると厚さわずか1mm積もるだけでも外出を控えるレベルだそうです。


気象庁|降灰予報の説明

ちょっと甘く見ていましたが、降灰になれていない地域だとなおさらパニックを起こしそうです。

木や紙を燃やした後に残る灰は柔らかくサラサラなイメージですが、火山灰は角ばったガラス質なので、呼吸で肺に入ると肺を傷つけてしまう恐れがあります。

そもそも火山灰が積もったら外出どころではないでしょうが、やむを得えない場合があるかもしれません。

普通のマスクでは目が荒すぎて火山灰の小さな粒子は通過して防げません。

N95マスクなど国家検定に合格したマスクであれば小さな粒子どころかウイルスも通さないので新型インフルエンザ対策にも有効です。

私は花粉症なので毎年春にはマスクを着けていますが、火山灰やウイルスの前ではただの紙切れにしか過ぎないのは残念です。

普通のサージカルマスク (不織布を使用した使い捨ての医療用マスク)より値段は高いですが、防災グッズとしてはより機能面で優れた防塵マスクの方が安心です。

使い捨てではなくフィルター式の本格的な防塵マスクもありますが、使う日が来るのかは謎なのでガチサバイバー以外は必要無さそうです。

仕事や趣味で塗装などを行っている人は普段から防塵マスクを使っているので、いざという時にも役立ち無駄がありません。

この手のマスク類は3M (スリーエム)が最も有名で様々な用途に対応した商品を販売しています。

防塵マスクは見た目が普通のマスクとは違うので、日常使いにはちょっと抵抗があります。

しかしインフルエンザが大流行している最中、絶対に感染したくないという人には効果的だと思います。

もし火山灰が降ったらコンタクトレンズも付けられないのでメガネやゴーグルを付けて、口元には防塵マスクというフル装備も想定しなければなりません。

けれど鹿児島の人たちはせいぜいマスクや傘をさす程度でゴーグルなどはしておらず怖がりすぎもいけません。

心配しすぎてもいけないし心配しなさすぎもいけない、どっちつかずな結論に達しましたが、近代化した日本がまだ経験したことのない災害なので実際に起こってみなければ分からないという感じです。

歴史的な自然災害が起こる時代に偶然生きている私たちは不運な経験をしているのかもしれませんが、火山活動は被害だけでなく多くの恵みも与えてくれるのですべてを受けて生きる覚悟が必要でしょう。

防災・備蓄

Posted by Coro